医療現場のチームワークを円滑にするコツ

ナースの職場は患者の健康や命を預かる職場であるため、失敗やウッカリは許されません。そのため、常にピリピリとした空気が張り詰めている職場も多いものです。そんな環境で毎日疲れて働いていると、時として人間関係が悪化してしまうこともあります。そこで今回は、トラブルになりやすいチームでの人間関係をできるだけスムーズにするために、覚えておきたいコツを書いていきたいと思います。
まずに覚えておきたいのが、トラブルが起きたら原因を見つけてどうにかする努力をするという事です。もしもコミュニケーション不足で起こっている人間関係トラブルなら、自身が率先して報連相を意識することが大切になってきます。状況をきちんと客観的にみて対応することで、根本的な問題を改善できるかもしれません。
次に覚えておきたいのが、ナースは患者をケアするために働いていることをしっかりと理解するという点です。ナース同士でお互いに馬が合わないとか腹が立つといった気持ちはあっても、ケアをするという根本的な役目は忘れてはいけません。苦手な人がいようと、ナースはチームワークが求められるため、お互いに割り切った関係を構築することも大切です。
そして最後に言えるのが、「持ちつ持たれつ」を意識する点です。チームワークが求められるナースの職場では、一人で複数の患者のケアをすべてこなすことはできません。チームで情報や意識の共有をして、みんなでケアを行うことになります。「みんなの協力のおかげでケアができている」という意識を持つことで、自分のこだわりやプライドを優先するのではなく、感謝の気持ちやおかげさまという意識が芽生え、人間関係がスムーズにいきやすくなるものです。